XJAPANのSUGIZOのギターはHIDEの代わりじゃない!?唯一無二のパフォーマンスが美しい

    XJAPANのSUGIZOとHIDE
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    『SUGIZO』といえばLUNA SEAのギタリストとして有名な人物なのですが、2009年、一大決心をして、X JAPANに加入しました。

    『X JAPANの上手(かみて)ギター』といえばHIDEですが、そのHIDEの死後、上手ギターのポジションをYOSHIKIやメンバーが真剣に話し合った上で、『SUGIZOしかいない』との結論でのオファーでした。

    『X JAPANのギタリスト』と言う、その並々ならぬプレッシャーを推し量ることは、私達には簡単には出来ないでしょう。

    そうしてそのプレッシャーを抱えながら加入の決断をしたSUGIZO。

    今回は、『X JAPANのギタリスト・SUGIZO』の世界を見ていきたいと思います。

       
    目 次

    SUGIZOの素顔

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    プロフィール

    本 名:杉原 康弘 すぎはら やすひろ
    誕生日:1969年7月8日
    出 身:神奈川県 秦野市
    出身校:神奈川県立 伊勢原高校
    参加バンド:LUNA SEA、X JAPAN、Violet UK、S.K.I.Nなど呼び名:スギゾー、スギ様、スギちゃんなど 🙂

    HIDEとの出会い

    LUNA SEAはHIDEに見出され、インディーズでエクスタシーレコードからCDを出したことからX JAPANとはずっと繋がっています。

    SUGIZOは、LUNA SEAのギタリストとしてデビューしてから、バンド内で同じポジション(上手ギター)ということもあってか、HIDEとは兄弟のように仲が良かったとのことです。

    先日のHIDEの20回忌の法要の前に、SUGIZOは自身のツイッターで、HIDEへの想いを綴っていました。

    あれから20年なんて本当に信じられない。今でもいつも貴方は僕の近くにいる。僕の中にいる。今でもいつも僕は貴方の背中を追っている。何十年間経とうとも。とても恋しいけれど…これからは今までより更に未来を見つめ歩いていくよ。HIDEさん、いつもありがとう。いつかまた会おうね。愛を込めて。SGZ

    — SUGIZO (@SUGIZOofficial) 2018年5月2日

    X JAPANへ正式加入

    2008年に再始動したX JAPANですが、その時にYOSHIKIはSUGIZOへ正式加入を要請していました。

    しかし、SUGIZOの答えはNOでした。

    ちょうど、2007年にOne night Dejavuで復活をしたLUNA SEAの活動もあったということと、何よりもSUGIZO自身、HIDEの後釜としてステージに立つということを簡単に受け入れることが出来なかったそうです。

    YOSHIKIもSUGIZOの断られた後は様々なギタリストに声をかけたといいますが、全員が『とてもHIDEの代わりなんて』と、OKしなかったといいます。

    しかしX JAPANメンバーの想いは「やはりSUGIZOしかいない」という事でした。

    2008年3月。
    東京ドームで行われたX JAPANの復活ライブには「サポートメンバー」として参加します。

    その後も2009年1月までのX JAPANのライブやツアーには「サポートギタリスト」として何度も参加していきます。

    その間の1年数ヶ月。

    HIDEの後を継ぐギタリストの条件は、

    • スタジアム、アリーナクラスのライブ経験が豊富でなければならない
    • ヘビーメタルの高い演奏スキルが必要
    • X JAPANメンバーとの友情や関係性がある方が良い
    • X JAPANだから、日本人であるべき

    この事を踏まえ、悩みに悩んだ末、SUGIZOは自分自身、客観的に捉えて「どう考えても自分しかいない」と答えを出し、2009年5月にX JAPAN正式加入を発表しました。

    SUGIZO本人は、ファンからの反発をも覚悟しながら加入したといいます。

       

    二人のSUGIZO

    SUGIZOのギター奏法

    SUGIZOは、最大級にHIDEをリスペクトしているということもあり、最大限の努力をして、あたかも自身がHIDEのチャネラーのようにX JAPANのステージに立っています。

    実際、HIDEとSUGIZOはバンド内では同じ立ち位置の上手ギターですが、そもそものプレースタイルが全く異なるのです。

    HIDEはハードロック&ヘビーメタルがバックグラウンドということもあり、ツインギターでハモる奏法を好んできました。

    そのため、X JAPANの楽曲の多くはハモリでのギターサウンドとなり、それが特徴ともなりました。

    ところが、SUGIZOは幼少期からクラッシック音楽の英才教育を受けてきたため、クラシックがバックグラウンドということもあり、バイオリンの影響もあるのか、ビブラートを多く奏でます。

    その珍しい奏法にみんな影響され、全盛期当時は一番コピーされやすいバンドがLUNA SEAでした。

    そんな全然違う弾き方のため、特に90年代以前の曲を演奏する時は、SUGIZOは一切の自分の弾き方を一切抑え、個性を消して「HIDEさんが僕の身体を通して弾いてくれているようなイメージ」で演奏しているそうです。

    そしてSUGIZOはX JAPAN用のギターも作成し、『X JAPANのSUGIZO』として最大限のパフォーマンスを行っています。

    唯一無二のギタリスト

    もちろん、サウンド的にXJAPANのサウンドを壊すことはできないので、SUGIZOもそれに合わせた弾き方をしているのですが、HIDEの代わりと考える必要はありません。

    X JAPANは常にHIDEも同行しているからです。

    YOSHIKIが公言している通り、X JAPANのメンバーは7名と言っています。

    YOSHIKI、TOSHI、PATA、HEATH、HIDE、TAIJI、そしてSUGIZOなのです。

    X JAPANのギタリストSUGIZOとしての立ち位置でいられること、ファンもSUGIZOを温かく迎えていることからも分かるとおり、HIDEの代わりではない、唯一無二の『X JAPANのSUGIZO』なのです。

    X JAPANの一員としてのSUGIZOをどう表現していけるかに照準を合わせればよいのです。

    実際にX JAPAN再結成後の曲を聞くと、従来のギターのハモリ奏法ではない曲も多く、SUGIZOが加入したと分かりやすい楽曲が多いです。

    「Beneath The Skin」という曲はそもそもSUGIZO作曲のため、また新たな一面が見られる名曲に仕上がっています。

       

    まとめ

    SUGIZOは本当に色々な才能を持っていることがよく分かりますよね。

    近年もX JAPAN、LUNA SEA共に精力的な活動を行っているので、ヴィジュアル系シーンがまだまだ賑わっています。

    X JAPAN、LUNA SEA、共に今後も全く目が離せません。

    SUGIZOが忙しすぎて倒れないかが心配です。

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