話しかけるだけで音楽の再生や天気の確認、タイマーやレシピ検索など、さまざまなことをスマートにこなしてしまう、便利なアレクサ。
そこでさらに、
「アレクサ、電気をつけて」
「アレクサ、エアコンをONにして」
など、音声だけで家電の操作ができるのをご存知ですか?
音声で家電まで操作できると、より一段と快適でスマートなお家環境になります。しかし、音声で操作するスマートホーム対応の家電にすべて買い換えるのは大きな費用がかかり、現実的ではありません。
しかし、今は従来の家電のままスマートホーム化できてしまう画期的なデバイスがあるのです。
それがスマートリモコンSwitchBot ハブミニです。
この記事では、スマートリモコン「SwitchBot」について分かりやすく、そして記事の後半部分にはAmazonのデバイスのSwitchBotとアレクサとの連携方法も含めて詳しく解説しています。
SwitchBotとは?
SwitchBot(スイッチボット)は、スマホからの遠隔でさまざまな家電を操作することができる小型のロボットです。
これは高価なスマート家電を買わなくても比較的安価でお家をスマートホーム化してしまえるのが特長で、現在は7つのタイプのSwitchBotが発売されています。
そしてSwitchBot製品の1つ、「ハブミニ」というスマートリモコンをお家に設置し、アレクサ端末と組み合わせる(SwitchBotアプリとアレクサアプリと連携させる)ことで、家電の音声コントロールが可能になるのです。
SwitchBotの種類
現在、SwitchBot と名がつく製品は7種類リリースされています。
そのSwitchBotシリーズの中でアレクサと連携できるのは「ハブミニ」ですが、混乱を避けるために他の機器とその機能も合わせて紹介しましょう。
- SwitchBot Hub Mini(ハブミニ)
- SwitchBotボット
- SwitchBotカーテン
- SwitchBot温湿度計
- SwitchBotスマートプラグ
- SwitchBot屋内カメラ
- SwitchBotスマート加湿器
主流は2タイプ
SwitchBot Hub Mini(ハブミニ)
SwitchBot Hub Mini(ハブミニ)は、テレビ、エアコン、照明などのリモコンで操作する家電をまとめて、スマホで操作することが可能な「赤外線スマートリモコン」です。
このハブミニのアプリとアレクサのアプリを連携させることにより、Amazonデバイスのアレクサに話かけて家電をコントロールすることが出来るのです。
大きさは64mm×64mm×19mmと、手のひらサイズでとてもコンパクトな機器。
国内外の主要メーカーのリモコンが登録されていますので、ハブミニをアプリに追加し、家電の赤外線リモコンを学習させるだけで、アプリから家電のオンオフや詳細な操作ができるようになります。
また、後述する他のSwitchBotデバイスをWi-Fiで連携させ、外出先からの操作やアレクサでの音声操作を行うハブとしても、活用できます。
SwitchBotボット
リモコンがない家電には、物理的にスイッチを操作できる「SwitchBotボット」を使いましょう。
こちらは小さなアームを使って、上から押せるスイッチであれば何でも押すことが可能なデバイス。
手のひらサイズの4センチ四方程度のボックスから、可愛らしいアームがニョキッと飛び出し、壁に設置されている照明のスイッチやエコキュートなどの給湯器のパネルを物理的に操作できるようになります。
また、スイッチ引き上げ用のパーツも同梱されていますので、壁に設置されている従来型のシーソー型スイッチをオフにする時なども、SwitchBotボット1台でこなせます。
SwitchBotボットはスマホとBluetoothでつながっており、アプリから操作します。さらに、ボット同士でネットワークが構築され、遠い部屋のスイッチでも近くにあるSwitchBotボット経由でアクセスができるようになっています。
[st-kaiwa-6883]外出先での操作やアレクサとの連携には、やっぱりSwitchBotハブミニが必要です。[/st-kaiwa-6883]
その他のSwitchBotスマートデバイス
代表的な2つのSwitchBot機器を紹介しましたが、他にもシリーズデバイスがあります。これらも基本的に、アレクサとつなげたい場合にはSwitchBotハブミニが必要となります。
SwitchBotカーテン
スマホからカーテンを操作可能。スケジュールを組んで自動化もできます。
[st-kaiwa-7038]起床時間に自動でカーテンを開けて、朝の光で起こしてくれるなんて素敵ですね[/st-kaiwa-7038]
SwitchBot温湿度計
ワイヤレスでお家の温度を確認可能。温度とエアコンを連動しての自動運転も可能です。
SwitchBotスマートプラグ
遠隔でコンセント電源のオンオフができるデバイス。
SwitchBot屋内カメラ
ワイヤレスでお家の様子が確認できます。Amazon Echoの画面への表示も可能。
SwitchBotスマート加湿器
温湿度計との連携で、湿度が下回ると自動で稼働し、快適な室内環境を作ってくれます。
SwitchBotハブミニの仕組みをざっくりと
リモコンで操作する家電を、まとめてスマホで操作可能にしてしまう、魔法のようなデバイス「SwitchBotハブミニ」。
なぜこんな軽量で小さな機器が、さまざまな家電を操作できてしまうのでしょうか?
[st-kaiwa-7100]スマート機器に詳しくない私の素朴な疑問でした[/st-kaiwa-7100]
エアコンやテレビ、扇風機、蛍光灯などの家電に付属するリモコンを押すと、目に見えない光である「赤外線」が出ます。それが家電本体にある「赤外線受信機」に当たり、中の機械がはたらくという仕組みです。
一方で、SwitchBotハブミニは前述の通り「赤外線スマートリモコン」であり、赤外線を出すことができます。
したがって、赤外線リモコンで動かす家電であれば、それをハブミニに学習させることによって操作が可能となるのです。
さらにAmazon Echoなどのスマートスピーカーをお持ちであれば、SwitchBotハブミニとをアプリの連携機能を活用することで音声で赤外線を出す指示ができるようになるため、アレクサに一声声をかけるだけで家電の操作が可能となるのです。
[st-kaiwa-7038]なるほど、そんな仕組みだったんですね[/st-kaiwa-7038]
アプリで連携!SwitchBotハブミニとアレクサの使い方
では実際に、SwitchBotハブミニと、Amazon Echoなどアレクサ搭載のデバイスを連携させていきましょう。
おおまかな手順は以下の5つです。
- SwitchBotハブミニをコンセントに繋ぐ
- スマホにSwitchBotアプリをインストールしてアカウントを作成
- お家のWi-Fiに接続
- SwitchBotアプリにハブミニとお家のリモコンを登録
- SwitchBotアプリとアレクサアプリを連携
- アレクサ本体(echo showなどのAmazonデバイス)にSwitchBotを検出させる
ではこれから接続連携していきましょう。
なお、失敗しても、機器が壊れることはありませんので慌てないで大丈夫。
分からなくなったら初めの手順からゆっくりやり直してみてくださいね。
連携前に準備するアイテム
アレクサと家電の連携には、以下のアイテムが必要ですので、事前にご準備ください。
- SwitchBotハブミニ
- Amazon Echo系の AIスピーカーやecho show5などのシリーズ
- SwitchBotアプリとアレクサアプリをインストールするスマホ
①SwitchBotハブミニを起動
まずは、SwitchBotハブミニを先ず起動させます。
電源は付属していませんので、iPhoneなどに付属する四角い1A電源アダプタなどを使ってコンセントに接続します。
裏面には吊り下げ可能な穴がありますので、リモコンやアレクサ(Amazonデバイス)と無事に連携が終了したら希望の場所に設置しましょう。
赤外線が届く距離は10mとなっていますので、それを考慮して置き場所を決めてください。
ではスマホを使って設定していきましょう。
②SwitchBotアカウントを作成する
初めて起動する場合は、SwitchBotのアカウントの作成が必要です。
登録からメールアドレス+パスワードを設定する。
③Wi-Fi接続
次に、SwitchBotハブミニを自宅のWi-Fiに接続します。
するとLEDが点滅し始める
SSIDは基本的に、無線ルーターの裏側に記載されています
デバイスにハブミニが追加されました。
接続完了
④リモコンの登録(スマートラーニング)
さらに、SwitchBotで操作したいリモコンを登録します。
今回は我が家のテレビを登録して、アレクサで操作できるようにしたいと思います。
- ハブミニとスマホを追加したい家電付近に置く
- ハブミニは赤外線リモコンのみ対応可能でBluetoothリモコンは不可
など
どのボタンでもいいので、押して見て下さい。
ハブミニがリモコンを自動学習します
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⑤SwitchBotアプリとアレクサアプリを連携
さて、いよいよ記事タイトルとおり、最後にアレクサアプリを開きSwitchBotを連携しましょう。
そこに現れた「スキル・ゲーム」をタップ
「スイッチボット」が表示されたら選択
するとログイン画面が表示されます
ユーザーネームは「メールアドレス」、そして「パスワード」を入力します
SwitchBotとアレクサのアプリが無事に連携されました
⑥Amazonデバイス(アレクサ本体)にリモコンを検出
さて2つのアプリを連携させましたので、あとはAmazonのデバイス(echo showやスピーカーなどの本体)に登録したリモコンを検出させましょう。
検出には数分かかりますので、登録した家電の電源を入れて、必要ならペアリングモードにしておきましょう。
アレクサアプリの右下のデバイスをタップし、「すべてのデバイス」一覧に、登録した家電が現れたら連携成功!
[st-kaiwa-6883]アレクサに「アレクサ、テレビをつけて~」などと声をかけ、動作を確認してみてください[/st-kaiwa-6883]
アレクサが、「はい」と返事して、テレビやエアコン、室内の電気などを点けてくれますよ^^
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まとめ
スマートリモコン「SwitchBotハブミニ」について、アレクサとの連携方法を含めて詳しく解説しました。
SwitchBotハブミニには基本の赤外線リモコンを操作する「リモコン機能」と、SwitchBotボットなどのSwitchBot関連製品をつなぐ「ハブ機能」があり、SwitchBotデバイスをアレクサデバイスと連携させるにはハブミニが必須です。
この複数の赤外線リモコンを操ってしまえる魔法のような製品が、Amazonではなんと3,000円代で手に入ってしまいます。
さらにecho show5などのシリーズとセットで購入するとさらにお得です。
我が家ではAmazonのecho show5とSwitchBotハブミニセットで購入し、2つを連携させてから生活スタイルがとても楽しくなりました。
電気を点けたり消したりもアレクサ任せ。
テレビのボリュームもアレクサにひと声かけて調節。
[st-kaiwa-6883]エアコンの温度の上げ下げもアレクサに頼んでいます[/st-kaiwa-6883]
SwitchBotはスマートホーム化の第一歩として、コスパ的にも非常におすすめできる逸品です。
皆さんもSwitchBotを導入して、お手持ちのAmazon音声デバイスに連携させ、便利でスマートなライフスタイルを手に入れてくださいね。
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