岡崎体育ってヤバくない?
名前からして、既に謎な雰囲気満載。
彼のMVの『MUSIC VIDEO』が評判となり、Mステ登場時は放送事故かとも思わせる『口パク』を披露。
最近では『タウンワーク』のCMにダウンタウンのまっちゃんと共演を果たしたり、子供に大人気アニメ『ポケモン』のテーマ曲を2期連続担当したりと、今年も破竹の勢いでメディアを騒がせています。
彼の歌やステージアクトにハマる中毒患者ファンは日々増殖中。
今回は、快進撃を続ける奇才・岡崎体育の魅力に迫りまります!
異色過ぎるアーティスト岡崎体育
岡崎体育 徹底プロフィール!
本 名:岡 亮聡 (おか あきとし)
誕生日:1989年7月3日生まれ(28歳)
出身地:兵庫県生まれ
京都府宇治市在住
家族構成:ひとりっこ
身 長:175cm
体 重:83kg
血液型:A型
視 力:両目2.0!
出身中学:宇治中学校
(軟式テニス部所属)
出身高校:京都府立 南陽高校
(硬式テニス部所属)
出身大学:同志社大学 文化情報学部卒
高学歴ですよねぇ。
大学を卒業後は、大阪でIT企業の営業職に一度就職したのですが、音楽の道に進む決意をして退職。
近所のスーパーでアルバイトをしながら、自主制作でCDをリリースしたり、ライブやフェスへの出演といった音楽活動を続け、ついに2016年にメジャーデビュー!
メジャーデビュー後も、スーパーのバイトを入れていたそうだから驚きです。
こんな売れっ子になった今でも、そのスーパーは籍を置いてくれているそう 😀
芸名『岡崎体育』の名前の由来
好きなアーティストは、テクノポップの破天荒パフォーマンスで有名な「電気グルーブ」。
そのボーカルの石野卓球さんが大好きで、「石野卓球さんを超える」という意味で付けたそう。
「先ず「卓球」を超えるためには、それを包括するしなきゃいけない。だったらカテゴライズ的に体育しかないかな」と。
当初は本名の「岡」を名乗り「岡体育」と言う名前で活動しようしたが語呂が悪く、考えた末、母親が以前MC業をしていた時に使っていた「岡崎」という芸名を襲名することで現在の「岡崎体育」が誕生したのです 😎
盆地テクノと楽曲制作
彼は電気グルーヴに大きな影響を受け、テクノポップを中心とした楽曲を多く手掛けていますが、作曲をするキッカケになったのは、中学の時。
ニンテンドーDSの「大合奏!バンドブラザーズ」というソフトにおまけ機能としてついていた作曲コンテンツにハマったところからだそう。
作曲のノウハウはゲームソフトのおまけ機能からとは、そこで既にもう現代っ子ですね。
学習机とオカンのパンスト
現在も京都の実家で制作活動をしている岡崎体育。
「Cubase」というDTM音楽制作ソフトを利用し、なんと制作から演奏まで自分で行っているのです。
その様子を、youtubeでも公開しています。
同志社大学の赤本がずらりと並んだ、小学校の時から使っている学習机に所狭しと置かれたパソコンと機材。
録音する際のマイクのポップガード(息がマイクに入らないようにする機材)は、母親のパンストで自作して使用(←これが盆地テクノ流?)
「この学習机じゃないとアイデアが浮かんでこない」
「オカンのパンストを通さないと仮歌が入ってこない」
のだそうです!
盆地テクノって何?
彼は自称「盆地テクノの伝道師」として、自分の音楽ジャンルを盆地テクノと位置づけていますが、深い意味は無いそうです(笑)
出身の京都府宇治市が盆地であるところからの由来なのでしょう。
キャッチーなテクノポップサウンドと独特な世界観の歌詞、規格外パフォーマンスが強烈な『岡崎体育のやる音楽』=盆地テクノなんですね。
MV『MUSIC VIDEO』と寿司くん
彼の名前が世の中に知られるきっかけとなったのはご存知「MUSIC VIDEO」という楽曲。
ミュージックビデオにありがちな状況を歌った作品です。
宇治中学校軟式テニス部OBのふたりで今回の「MUSIC VIDEO」を制作しました。
先輩:岡崎体育(’05年卒業)/作詞作曲
後輩:寿司くん(’08年卒業)/映像監督 pic.twitter.com/DnLlz9pMzu— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2016年4月20日
製作者は岡崎体育本人と、中学の後輩、寿司君。
ちなみに、このミュージックビデオの監督「寿司くん」は、実はヤバイTシャツ屋さんのボーカル、こやまたくやさんです。
ご存知でしたか?
こやまさんとは同じ中学校出身で、テニス部の先輩後輩の関係なのです。
ヤバイTシャツ屋さんも人気のあるバンドですので、才能ある人は才能ある人を呼び寄せるんでしょうか?
この作品は、音だけではなく映像という視覚で訴えるという今までなかった手法で世の中を驚かせ、なんとこの作品は「第20回文化庁メディア芸術祭」で「エンターテインメント部門 新人賞」を受賞しました。
2018年2月現在では、youtube再生回数 2800万回超え! 😯 の人気MVの仲間入りです。
Mステでの「Explain」
口パクは放送事故かとザワつく
これまで多くの音楽番組で、「アーティストが口パクで歌っているんじゃないか?」という話題がネット上を賑わせました。
それらの真偽については明らかになっていませんが、この状況を逆手にとった楽曲を、生放送音楽番組「ミュージックステーション」で披露したのが他でもない岡崎体育!
2017年9月18日に放送されたミュージックステーション ウルトラFES 2017。
お昼の12時から10時間に渡って生放送されたこの番組で、彼は「Explain」という曲を披露しました。
この曲は淡々と歌の流れを「説明」する曲。
事件は2番に入ったところで起きました。
「Explain」2番歌いだし
”♪大事な1番のサビが終わって2番に入った瞬間に 実は口パクだったことをみんなにカミングアウト♪” (引用:歌ネット)
ええぇーー!? Σ(゚Д゚)
口パク?!
そして、そのあと彼は口パクを証明するかの様に、歌が流れている間に水を一口飲みます。
このステージアクトは初見の視聴者の度肝を抜きました!
ネット上は騒然!
司会のタモリさんは「よく出来てる!」と大絶賛!
この「Explain」という曲はライヴでも盛り上がる曲の一つで、ファンの間では有名な曲なのですが、まさかの地上波生放送で披露するとは驚きでした。
出演前、彼のお母さんは、「あの曲やるの。。?」「また叩かれるやん。。」と危惧していたようですが^^;
このMステ出演からさかのぼること2年前の2015年、彼は自身のTwitterでこう述べています。
将来はMステに出たい。
ExplainをMステで演って、2番のAメロで茶の間と音楽番組史の固定観念ブッ壊したい。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2015年7月12日
彼の夢は現実となり、正に視聴者の固定観念がブッ壊された瞬間を目の当たりにしました。
彼のアクトの真髄
さて、なぜ彼がこのような楽曲を作ったのか背景を考察してみます。
彼は幼いころから音楽に囲まれた生活をしていたようです。
お母さんは大の洋楽好き。
小1の頃にピアノを習い、中学生のころから音楽にどっぷりとハマり、作曲に目覚めます。
自身のTwitterでは
「子供の頃から音楽を聴きこんで研究してきた自負はあります。多分誰よりも」
と発言しています。
人一倍音楽に対する愛情が深く研究熱心な彼が出した答えの一つが
「口パクだって表現方法の一つだぜ!」
ということではないでしょうか?
口パクの是非はともかく、口パクを堂々とカミングアウトし、こんな表現方法もあるんだぜ!と音楽業界に切り込んでいったのだと感じます。
また『MUSIC VIDEO』を始めとする、いわゆる『ネタ曲』と言われる彼の曲の数々も、ネットでは「ミュージシャンや作品をディスってるんじゃないか」という意見もあります。
しかし本人は全くそういった思いは無いそうです。
むしろ音楽に対する愛やオマージュを、彼自身の方法で表現しているだけの事でしょう。
星野源さんも、岡崎体育のネタ曲を
「アーティストのオマージュなのかパロディなのか、その良い部分を凝縮させてる感じで」
「パロディ元を超えている。」
「ギャグで作っているのか本気で作っているのか分からないけど、恐らくどっちもなんだろうな。」
「その曲を作る姿勢が真っ直ぐだと感じる」
と、語っています。
これまでいなかったタイプのミュージシャン。
真面目にふざけている。
それが岡崎体育だと思います!
まとめ
彼はtwitterでこのように発言しています。
『目標は2020年までに”さいたまスーパーアリーナ”でワンマンライブをすることです』
京都の実家の自室で、小学校から使う学習机の上で創り出される岡崎体育の音楽が、さいたまスーパーアリーナと言う巨大な会場で
そんな前代未聞のライブ、是非実現して欲しいですね。
追記
【大切なご報告】
僕、岡崎体育は
2019年6月9日(日)に
さいたまスーパーアリーナで
ワンマンライブをします。絶対に、絶対に成功させます。
約束します。
よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/FRkpMrDhVo— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2018年10月8日
岡崎体育さん、夢の実現、おめでとうございます!
みなさん、こぞって彼のアクトを満喫しましょう!