マジで勘弁してって!!
そんな声が聞こえてきそうな台風26号の発生。
猛烈な勢力の台風としては7つ目の発生だそうです。
今回は、台風26号の発生と進路予想と、今年の台風発生が多い理由などをお伝えしていきます。
台風26号発生!今後の進路は?
現在の台風26号の様子
先月の9月28日においては、台風26号のたまごが南の海上に発生していました。
しかしその後、台風26号のたまごは9月29日に米軍の気象レーダー(JTWC)によると一旦は消滅していたのですが。。。
気象庁からの情報によると、マーシャル諸島付近で熱帯低気圧が発生し、これが台風26号へと発達しました。
またっ!? Σ(゚Д゚)
もう、本当に勘弁してほしい2018年の台風ですが、現在の勢力や進路予想はどうなっているのでしょうか?
台風26号(2018)の現在の勢力
台風26号 10/30(火)午前9時 現在
気圧 | 970hPa |
風速 | 35m/s |
瞬間最大風速 | 50m/s |
時速 | 西へ20km/h |
先週までは中心の気圧は935hPa(パスカル)に変化し、猛烈な台風のままフィリピン東を通過する模様でした。
今年に入ってこの『猛烈な台風』と言われる強力な台風は、この26号でなんと7個目です。。
追記11/2(日)15時に台風26号は熱帯低気圧に変わりました。
台風26号の進路は?日本上陸はあるの?
猛烈な台風26号。
ECMWF(欧州中期予報センター)とFNMOC(米国環境予測センター)の予測各国の気象予報レーダーや気象庁発表によると、29日にはフィリピンの東を通過中です。
やはり、中国大陸の方から太平洋側に西から東に偏西風が吹いていて、日本列島に近づく前に、この台風26号は日本の太平洋側にあるジェット気流に乗って、勢力を維持したままフィリピン沖に流れて行きました。
台風26号の進路に関連して「ジェット気流が日本を守る!?」とまで、話題になっています。このジェット気流とはどのようなものなのでしょうか?台風だけではなく、天気の変化や猛暑、寒波にまで影響する他、戦時中は秘密兵器の手段にも使われていたそうです。詳しく解説しますhttps://t.co/czI2dyLEbV pic.twitter.com/ebxC73rdiV
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年10月22日
東日本、西日本への影響は無いと思われますが、小笠原諸島、沖縄などは強風や高波の影響に十分な注意が必要となっています。
なので、このまま進んでいくと日本上陸は無いような。。気もしていましたが、、、
しかし、今頃になって気になる世界の台風26号進路予想図が出てきました。↓
え! Σ(゚Д゚)
この台風26号の進路予想図(シミュレーション)を見比べてみると、台風26号はフィリピンに上陸後は南シナ海へと抜け、進行方向を北寄りに変え、日本列島に向かってくる可能性もあるようです。
台風は強い勢力でフィリピンのルソン島に上陸しています。
台風22号のときに多くな被害が出たルソン島も心配ですが、沖縄地方も高波、強風の被害が出そうです。
しかしながら、現在は一番大きな勢力からやや弱まったため、沖縄の海上に近づく頃には、台風の勢力もかなり弱まっている予想です。
追記11/2(日)15時に台風26号は熱帯低気圧に変わりました。
どうしてこんなに台風発生が多いの?
海水温の高さ
今年の夏の猛暑は記憶に新しいですね?
生命に関わりがあるくらいの『危険な暑さ』と、気象庁からの異例の会見があったほどです。
台風とは雲の塊ですが、 海水の温度が高いと、海水から多くの(雲の素となる)水蒸気が発生します。
海水の温度は、気温の熱さよりも時間を遅らせて上昇するために、秋口に海水温度はかなり高くなります。
今年の台風の多発は、今年の猛暑が原因であると言えますね。
台風が発生しやすい場所と時期
台風25号は発生時は、マリアナ諸島付近にありました。
マリアナ諸島に発達中の熱帯低気圧があり、マリアナ諸島周辺の海域は世界で最も暖かく、台風が巨大化しやすい場所として知られています。
実際、今年の大きな勢力だった4つの台風(台風3・8・21・22号)もこのあたりで発生しました。
7月下旬から9月下旬までの2か月くらいが台風のトップシーズンで、そのなかで最も日本上陸数が多いのが8月下旬、次いで9月下旬、そして9月中旬です。
台風26号は『イートゥー』
9月29日、午後3時にマリアナ諸島で発生した台風25号の名前は「コンレイ」。
そして10月22日発生した台風26号の名前は「イートゥー」です。
名付け国は中国。
イートゥーの意味は『中国民話のうさぎ』です。
台風の名前の由来
前回の台風25号の名前「コンレイ」は、 カンボジア が用意した名前で、伝説の少女の名前なのだそうです。
台風の名前は、「台風委員会」という(日本含む14カ国等が加盟)委員会があり、そこで加盟国が提案した名前が既に140個用意されていているのだそうです。
この名前を、発生順につけていきます。
この、準備された140の名前の使用が一巡したらまた最初に戻るそうですが、その際に、甚大な災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請で、その名前を以後の台風では使用しないように依頼が来るそうです。
台風はなぜ曲がるのか?
台風24号の後を追いかける台風25号
10月1日に気象庁より発表された前回の台風25号の進路予想図は、とても衝撃的でした。
台風25号の進路予想(10/1 当時)はこちらです ↓
『え??嘘でしょ?!」と目を疑うくらい、2018年夏に日本列島に大きな被害をもたらした大型台風24号の後ろには、既に台風25号の追随する姿がありました。
この進路を見ると、
また曲がってきた。。。
そう言いたくなりますね。。
台風がなぜ曲がって日本に上陸してくるのか、疑問に思われる方は是非こちらの記事も合わせてどうぞ ↓
まとめ
猛烈な熱さだった2018年の夏。
また8月下旬からの台風ラッシュで、数多くのイベント類も中止に追い込まれ、交通機関の激しい乱れに外国人観光客の方々も大変な日本旅行となっている2018年の台風でした。
また、今回の24号も静岡や愛知などの中部地方を中心に大規模な停電をもたらしました。
今年最後となるのであろうか台風26号発生。
日本への上陸はない模様ですが、本当に今年の気象は記憶に残るものとなりそうです。
追記11/2(日)15時に台風26号は熱帯低気圧に変わりました。
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