その名は
BABYMETAL(ベビーメタル)!
天使のように可愛い女子が、メタルなサウンドに合わせて歌って踊ってシャウトするという、『ごった煮闇鍋的』なコンセプトは海外でも大ウケ!
国内でもRISING SUNやサマー・ソニックなど音楽フェスへの参加、さらには「ミュージックステーション」をはじめテレビ出演も比較的多く、メタルシーンで活躍するアーティストとしては異例とも言える知名度を誇ります。
今日は、そんな世界を股にかけ活躍するBABYMETALのメンバーを徹底紹介!
すべてはメタルの神「キツネ様」のお導きのままに。
そもそもBABYMETALってどんなユニットなの?
アイドル群雄割拠の国・日本。
古くは卑弥呼の時代から、21世紀の今日に至るまで(←一部誇張あり)、数多くのアイドルグループが誕生しました。
しかしその生存競争は熾烈を極め、悲しい現実を突きつけられることも珍しくはありません。
そんな希望と絶望が入り乱れるアイドル界に、「メタルとアイドルの融合」という、字面だけでお腹いっぱいになりそうなコンセプトで、世界的アーティストに名を連ねるに至ったドエラいアイドルユニットとなったのがBABYMETAL(ベビーメタル)なのです。
BABYMETALは2010年、アイドルグループ「さくら学院」のグループ内ユニットとして結成されました。
さくら学院は(たぶん)メタルとは何の関係もない純然たるアイドルグループなのですが、なぜメタル系の派生ユニットが??
これはBABYMETALのプロデューサーであるKOBAMETAL(コバメタル)こと小林啓が大のメタルファンであり、さくら学院以前に別グループで活動していたSU-METAL(すぅめたる)こと中元すず香の力強い歌声に感銘を受けたなどの縁が重なって実現したそうです。
BABYMETALは2011年、youtubeにて「ド・キ・ド・キ☆モーニング」のPVを公開しました。
可愛らしいオープニングから始まったかと思いきや、メタル特有の攻撃的なイントロと共に、SU-METALのシャウト。
そして3人の可愛い女子がメタルに合わせて歌い踊る。
日本独自の路線ともいえる「アイドル文化とヘヴィメタルの融合」が、アイドル文化に馴染みのない海外からは大変衝撃的だったようで、瞬く間に話題になっていくのです!
レディーガガも大熱狂!BABYMETALの快進撃
BABYMETALはデビュー以降、様々な音楽フェスに出演し知名度を上げていきます。
満を持して発売した1stアルバム「BABYMETAL」はオリコンチャート4位、全米総合チャートでは日本人最年少でランクインという快挙!
さらに2ndアルバム「 METAL RESISTANCE」はオリコンチャート2位(ちなみに1位は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEでした)の他、全米総合チャート39位にランクイン、オーストラリアの総合アルバムチャートでは7位で日本人初となるランクインなど、華々しい実績を残しました。
1stアルバム収録曲である「ギミチョコ!!」は、いつもの可愛いダンスと激しいサウンドに加え、常人には意味不明なぶっ飛んだ歌詞が高い中毒性を放ち、YouTubeでの視聴回数8千万回と、BABYMETAL関連の動画の中でもぶっちぎりで一番。
まさにBABYMETALを象徴する一曲と言えるでしょう。
そしてこの動画が、ある人物の目に留まることになるのです。
何とレディー・ガガが、このBABYMETALの「ギミチョコ!!」PVを見て大層気に入ったそうで、ガガの北米ツアー前座に抜擢されたのです!
これ以降もメタリカやガンズ・アンド・ローゼスなど、ハードロック/ヘヴィメタル界の大御所達とツアーを回り、その存在感で世界を震撼させるのでした。
BABYMETALメンバー
プロフィールDEATH!
SU-METAL(すぅめたる)
プロフィール
誕生日:1997年12月20日
年 齢:20歳
身 長:157cm
出身地:広島県広島市
担 当:ボーカル&ダンス
姉は乃木坂46の中元日芽香
BABYMETALのメインボーカルであるSU-METALは、さくら学院でもその歌唱力には定評があり、その実力がボーカルへの抜擢の切っ掛けになったそうで、まさにキーマンと呼べる存在です。
芸歴は長く、4歳の頃に女児向け玩具のイメージガールとしての出演したのが最古の情報?のようです。
SU-METALのその存在感は、BABYMETALやさくら学院以前から発揮していたようです 。
今や日本を代表する「千年に一人の逸材」橋本環奈が世に認知された奇跡の一枚を収めた人物が、カメラマンを志すきっかけとなったのも、SU-METALとの劇的な出会いだったんだとか。
そう考えると間接的にアイドル業界に革命をもたらした存在と言えるかも?
YUIMETAL(ゆいめたる)
プロフィール
誕生日:1999年6月20日
年 齢:18歳
身 長:153cm
出身地:神奈川県生まれ
担 当:スクリーム&ダンス(ステージ下手側)
重要追記
YUIちゃん、8年間お疲れ様でした。
BABYMETAL公式HPより
MOAMETAL(もあめたる)
プロフィール
誕生日:1999年7月4日
年 齢:18歳
身 長:152cm
出身地:愛知県名古屋市
担 当:スクリーム&ダンス(ステージ上手側)
SU-METALの両横で激しいダンスでステージを盛り上げるのは、YUIMETAL(ユイメタル)とMOAMETAL(モアメタル)の2人です。
BABYMETALプロデューサーのKOBAMETAL(コバメタル)が、『SU-METALの周りを天使のような子が踊る』という方向性を打ち立てた結果、YUIMETALとMOAMETALの2人に白羽の矢が立ちました。
元々同時期に芸能事務所に所属しモデルとして活躍した経緯からか、セットで紹介されることが多い印象で、さくら学院へは入学も卒業も一緒だったようです。
運命感じますね。
ゆい&もあ双子疑惑
またBLACK BABYMETALというスピンオフユニットではYUIMETALとMOAMEALの2人でボーカルも務めます。
SU-METALのボーカルとはまた違った愛らしい歌声と仕草に、大きなお友達はメロメロ!?
そして海外進出し、海外のオリコンチャートを賑わせていく中で、沢山の海外のファン達の間で、ある疑惑が囁かれはじめます。
それがこの、
「YUIMWTALとMOAMETALは双子なの?」疑惑です(笑)
先に紹介したとおり、YUIMETALは名古屋出身、MOAMETALは神奈川出身です。
年齢も同じですが、誕生日は違いますねw
なので、正真正銘、二人は双子ではないのですが、↑ の画像も二人の雰囲気はよく似ています。
西洋人からしたら「黒髪に彫りの浅い顔立ち」は見分けがつかないと良く言われますし、且つ、髪型まで似た感じで、ユニットまで組むと。。。
このような噂が立つのも理解できますね 😉
しかし日本人から見ても、見分けがつきにくかったします^^;
ファンから見たら
「何言ってんの(怒)ぜんぜん違うよ!」と怒られそうですが、
私も最初の頃は「あれ?どっちがどっちだ?」と、分からなかったことも。。。
↑の画像では、立ち位置もいつもと逆に写っています。
こうなれば尚更分かりづらかったりする。。
なので、BABYMETAL初心者の方の為に二人の見分け方のポイントを調べてみましたw
ユイメタル | モアメタル | |
---|---|---|
立ち位置 | ステージ下手(客席側から左) | ステージ上手(客席側から右) |
髪型 | ツインテール | ツインテール |
目 | どちらかと言うと切れ長 | ややタレ目で黒眼が大きい |
手袋 | (主に)右手 | (主に)左手 |
ギミチョコの時 | わたたたたた~ | あたたたたた~ |
ちなみに3人共さくら学院は卒業していますが(元々さくら学院では「義務教育終了=中学3年までで卒業」というルールがある)、BABYMETALは独立したユニットとして継続しています。
まるで演劇?!超スゴいライブパフォーマンス
BABYMETALの存在はあまりに改革的すぎたので、全てのメタルファンから歓迎されたわけではありません。
しかし、そのライブパフォーマンスを目の当たりにし、その認識を改めた方も数多くいます。
それくらいBABYMETALのライブはスゴいんです!
BABYMETALのライヴコンセプトは「非日常」。
そのスタイルはアイドルとして見てもメタル演者として見ても極めて異質で、MCやフリートークなどという軟弱な要素は一切なく、さも演劇のようなギミックで観客をBABYMETALの世界へと引き込みます。
MCがない分、オープニングや曲間にはナレーションが入り、ストーリーを補完します。
ちなみにBABYMETALはステージではメタルの神様「キツネ様」が降臨しているという設定で、ナレーションもファンタジーめいた内容です。
そしてここも重要!
口パクじゃなくてちゃんと歌っています!!
いえ・・・
別に口パクをどうこう言うつもりはないのですが、やっぱりライブに行った以上、生歌が聴きたいですよね 😉
大観衆の前で堂々と歌いきるSU-METALの歌唱力は圧巻の一言!
アメリカのタブロイド紙のライブレビューでも「SU-METALの声は本物で、その歌声は素晴らしく輝いている」と絶賛されました。
そういえばバックバンドのメンバーは「神バンド」と呼ばれるサポートバンドで、メタルの神「キツネ様」により召喚されたサポートバンドと言うコンセプトで、白装束を着用しています ↓
いずれも国内屈指の実力者ばかりが揃っていて、生演奏にこだわる生粋のメタルファンも大満足仕様です。
ちなみに、一部のライブやPVに出演している骸骨の全身タイツをまとったメンバーは、いわゆる当て振りだったりします。
まとめ
皆様いかがでしたでしょうか?
BABYMETALはそのクオリティから非常に高い評価を受けていますが、積極的なプロモーションを行わない独特のスタイルによってか、国内での知名度はそう高くありません。
残念。
彼女らへの賛否は、いまだに論争が続くところで、特にメタル愛が強ければ強い人ほど、理想とするメタル像とあまりにかけ離れすぎてて、存在自体を否定する方も少なくありません。
しかし!
そのパフォーマンスへの本気度や実力は、ライブ映像を見れば理解いただけると思います。
ややもすれば悪魔的な音楽と表現されかねないヘヴィメタルに、可愛いティーンエイジャーを掛け合わせるという、まさに天使と悪魔合体を見事に成功させたのは、彼女らの才能と努力なくしては成功しえなかったでしょう。
なにより、
可愛いは正義!
なのです! 😉
そんなわけで、読者の皆様が更に、BABYMETALへの興味を深めて行って下されば幸いです。